旧統一教会元信者の支援牧師が語る「宗教2世」の苦悩…同士には合同結婚プレッシャーが

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 反省ゼロ、詭弁のオンパレード──。旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)が22日に開いた3回目の会見には元信者のみならず、多くの「宗教2世」も憤っている。親から信仰を押し付けられ、不自由な半生を余儀なくされてきたからだ。

「銃撃事件以降、『山上さんの気持ちがよく分かる』と話す2世は多いですね。『行為自体は肯定できないけど、自分もこんな悩みを抱えて生きざるを得なくなった。そんな人生を強いた教団が憎い』『両親のことは大切だけど、教団だけは許せない。自分も立場が違えば、山上さんのようになっていたかもしれない』と考える子どもたちがたくさんいます」

 自身も旧統一教会の元信者で、37年間にわたって脱会支援活動を続けている日本基督教団白河教会の竹迫之牧師はこう話す。

 一方、共感はしなくても「自分も周囲からテロリストとみられているのではないか」「信者の家庭に生まれただけで友達から縁を切られたり、社会的差別を受けたり、不利益を被るのでは」と強い不安を抱く2世は少なくないという。

 2世は禁酒、禁煙、恋愛禁止に加え、肌の露出や異性と目を合わすことさえ許されず、同性愛などもってのほかという特異な環境で育てられる。毎週日曜日には礼拝。学校でクラスメートがアニメやアイドルの話題で盛り上がっていても、その大半を禁じられているため、話についていけない。孤立することが多く、時にはイジメの対象となる。「どうしてこんなつらい目に遭わないといけないんだろう」と思い悩むうちに、「家が統一教会に入っているからだ」という結論にたどり着く。

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