今の日本の金利はほとんどゼロ!「高利回り」をうたう広告には“裏”がある
「シニア 資産運用」ポチッと……。おー、出てくる出てくる、魅惑的な言葉。ナニナニ、「利回り7%」「平均リターン10%」。いいじゃん、銀行よりも全然いいじゃん!
しかし、こういったネット上の言葉に胸を躍らせるのはまだ早い。そもそも今の日本の金利はほとんどゼロ。7%とか10%という言葉が出てくる自体、極めてアヤシイのだ。
「でも、運用がウマイ人がいて、そういった人に預ければイイじゃん!」「いわゆる勝ち馬に乗っちゃうってやつ?」
確かにそういったつわものもいるだろう。しかし、投資というものは基本的には「リスクとリターン」が背中合わせ。表が出るか裏が出るかは、ほとんど運まかせ。「必ず表を出せる」と言うなら、出してみろ! そんなのはイカサマ師かマジシャンだけだ。なので、高い利回りをうたっている広告には、何かしらの「裏」がある。
■過去の成功例に惑わされない
そのひとつが「過去の成功例」の宣伝だ。「俺、この間のレースで100万円勝ったんだよね」と、自称「プロ馬券師」が豪語したところで、それは決して信頼に値するものではない。単なる偶然? 将来が約束されたものではない。仮にそれが事実だとしても、あくまでも「過去の話」。未来が保証されているものではない。