岸田首相「国葬説明」で火だるまの“元凶”は…麻生副総裁と菅前首相に「聞く力」を発揮
安倍元首相の国葬をめぐり、ようやく岸田首相が8日に国会で説明したが、これで一件落着とはなりそうにない。
説明を聞いて国葬反対派が賛成に転じることは考えにくいし、今さら葬儀を取りやめることもできず、強行すれば批判の声が高まるのは確実。ニッチもサッチも行かない状況に岸田首相を追い込んだ“元凶”は2人の大物だという。
■「理屈じゃねえんだ」
写真週刊誌「FLASH」最新号が、国葬決定までの経緯をこう報じている。
<安倍さんが亡くなった直後は、内閣と自民党の合同葬を開く方向で話が進んでいました。それを巻き戻したのが麻生太郎副総裁で、“保守派が騒ぎだすから”と、岸田さんに3回も電話をしたそうです。最後は『これは理屈じゃねんだよ』と、強い口調だったといいます。国葬実施の方針が決まったのは、7月14日の会見の1時間前でした>
安倍氏が7月8日に銃撃されて死亡し、6日後の14日に岸田首相が記者会見を開いて国葬を行うと表明。その間に麻生氏の猛プッシュがあったというのだが、「理屈じゃねえ」で決めてしまったのなら、国民が納得する説明などできるはずがない。