自民党の旧統一教会「絶縁宣言」で思い出される かつて安倍元首相が民主党に浴びせた言葉
「守ることができない議員がいた場合は同じ党では活動できない」
8月31日の党役員会で、所属国会議員に対し、今後は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を絶つよう徹底するなどとした基本方針を確認した自民党。茂木敏充幹事長は記者会見でこう説明し、方針を順守できない議員に離党を求める可能性に言及した。
同党は既に祝電送付や会合出席、選挙支援など8項目にわたり教団や関連団体との関係を尋ねるアンケートを所属議員に配布し、9月2日までに回答するよう求めている。
だが、アンケートはあくまでも各議員の「個別点検」によるもので、ネット上では、<旧統一教会系の秘書が「関係ありません」とアンケートに答えるわけ?>、<どこまで意味あるの>などと実効性に対する疑問の声が出ている。
岸田文雄首相(党総裁)は「所属議員は過去を真摯に反省し、しがらみを捨て当該団体との関係を絶つことを党の基本方針とし、徹底する」と指示していたが、選挙に勝つために「反社会的勢力」とも指摘されている教会と結んだ両者の「絆」は果たして断ち切れるのか。