論争再燃! 経済効果はあったけど…石川・能登町「イカキング」はコロナ交付金の無駄遣いか
新型コロナウイルス対策として国から交付された地方創生臨時交付金(コロナ交付金)を投じて建設した石川県能登町の巨大スルメイカのモニュメント「イカキング」について、29日、町が建設費の約22倍の経済効果があったとする結果を公表し、ネット上で再び、賛否両論の声が飛び交う事態となっている。
モニュメントは全長13メートル、幅9メートルの繊維強化プラスチック(FRP)製で、昨年3月に作られた。建設費約2700万円のうち、約2500万円がコロナ交付金で賄われたことから、町内外から「無駄遣い」と声が上がり、テレビのワイドショーでも繰り返し取り上げられた。
だが、メディアで「無駄な公共事業の典型」として紹介されたことが、かえって注目を集めたらしく、多くの観光客が訪れたという。その結果、町が委託した民間のコンサル会社の試算で、経済効果は約6億400万円に上ったという。
これに対し、ネット上では、《批判の声はあったけれど、建設してよかったね》、《私も家族で見に行きました。楽しかった》などと高評価する声が出る一方、《結果オーライじゃん》、《どうせすぐに飽きられて、そのうちイカキングも壊れる》といった意見も。