萩生田政調会長は旧統一教会と“家族”同然のズブズブ 生稲晃子議員の選挙支援も教団に懇願
どう見てもズブズブだ。自民党の萩生田政調会長が、落選中に旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の施設に頻繁に顔を出し、選挙支援を懇願。さらに、今年7月の参院選でも新人候補の選挙支援を旧統一教会に要請していたというのだ。これまで萩生田氏は、旧統一教会との関係について「意図したものでない」とスットボケていたが、もはや逃げられない。
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17日発売の週刊新潮によると、萩生田氏は2009年衆院選で落選後、地元・八王子市の教団施設を頻繁に訪れ、信者たちの前で「あなたたちのおかげで自民党は成り立っています。私たちを当選させて下さい」などと講演していたという。教団関係者は新潮に「以前は、礼拝を兼ねた日曜日のバーベキュー大会にジャージ姿で駆け付けてくれた」「信者たちからすれば“家族”同然だと思っていた」と証言。萩生田氏は旧統一教会と相当、親密に違いない。
7月の参院選では、自らが擁立を主導し当選した元おニャン子クラブの生稲晃子参院議員と共に市内の関連施設を訪ね、支援を要請。萩生田氏も生稲氏もこの事実を認めたという。
さらに、萩生田氏は旧統一教会の会長が出席したイベントに来賓として招かれていたことも分かっている。日本テレビの番組によると、萩生田氏は14年10月、旧統一教会の「多摩東京教区」が主催したイベントに出席。イベントの式次第には、来賓挨拶者として萩生田本人の名前が記されている。当時の徳野英治会長が駆けつけており、旧統一教会にとっては重要なイベントだったという。萩生田側は日テレに「宗教的なイベントとは存じ上げなかった」と答えているが、極めて怪しい。
萩生田氏はこれまで「(旧統一教会の)関連団体のイベントに出席した」「特別、承知の上でお付き合いをしているというのではなく、地元の皆さんの中にそういう関係者がいたのかもしれない」と発言。あくまで、参加したのは関連団体の会合だったと強調していたが、旧統一教会そのものが開催したイベントに出席したばかりか、関連施設で選挙支援をお願いしていたのだ。「知らなかった」は通用しないだろう。