まるで旧統一教会の「言い訳独演会」…田中富広会長の会見は何のためだったのか?

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 一体何のための会見だったのか。まるで「言い訳の独演会」と言っていい50分間だった。

 安倍晋三元首相の銃撃事件以降、自民党議員との癒着が次々と明らかになっている旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の問題をめぐり、旧統一教会の田中富広会長と山田達也法務局長が10日、日本外国特派員教会で記者会見を開いた。

 霊感商法など、反社会的勢力とも指摘されている団体と自民党の本当の関係はどうだったのか。国政選挙で旧統一教会「票」を差配していたと報じられている安倍氏はいつから、どのような形で旧統一教会と連絡を取っていたのか。関連団体を含め、なぜ、何の目的で自民党議員に近づいたのか。2015年の名称変更の目的や政治家の関与はあったのかーーなどなど、多くの疑惑が噴出している中での注目の会見とあって、国内外のメディアが集まったのだが、注目された会見は田中会長の説明に終始し、質疑時間はわずか10分程度で終了だった。

「異常な宗教迫害とも言える偏向報道」、「メディアに出てくる弁護士団体は、相談のあった当法人にまつわる案件の全てを被害と断定して集計・発表しているが、実に不正確であり、不公正だ」、「ヘイトスピーチ、人権侵害」……田中会長の口から次々と発せられた言葉は、報道への恨みつらみとしか受け取れない言葉のオンパレード。2015年の名称変更についても、理由については田中会長は「予言」という「?」な言葉を使いながら、「正体隠しという報道は事実無根」「政治的圧力、介入はない」「的外れの憶測」などと一方的に主張するばかり。

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