岸田首相「内閣改造」前倒しで旧統一教会“汚染”払拭狙うも…お粗末身体検査で墓穴の可能性

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 突如、決まった10日の内閣改造。自民党統一教会(現・世界平和統一家庭連合)と、どっぷり癒着していたことが次々明らかになり、共同通信の世論調査(7月30、31日実施)で岸田内閣の支持率が12.2ポイント減となるなど逆風が強まった。岸田首相は人心一新で局面打開し、世論の批判をかわそうと考えているのだろうが、そうは問屋が卸さない。

 ◇  ◇  ◇

 岸田首相は6日、「原爆の日」の平和記念式典のために訪れた広島市での記者会見で、内閣改造の実施を表明。統一教会と関係する議員を閣僚や副大臣などに起用するかどうか問われると、「当該団体との関係をそれぞれ点検し、結果を明らかにしてもらう」と答えた。関係議員は起用しない、ということだ。

 だが、「人事が急すぎる。短期間できちんとした『身体検査』などできるわけがない」(自民党ベテラン議員)という見方が大勢だ。

 統一教会と何らかの関係がある自民党議員は、分かっているだけで100人規模に上る。式典に祝辞を贈っただけというものから、出席して講演、教祖の妻に花束を渡す、関連団体の媒体に登場、献金の受領など“汚染”は多岐にわたる。「自己申告」を求めた岸田首相の発言は、「起用後に関係が明らかになったらクビ」と事前ににおわせることで、議員個人に責任を負わせるつもりのようだが、首相には「任命責任」がある。責任逃れは世論に通用しない。

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