8.7は多摩川タマちゃん騒動から20年…「見守る会」が振り返るあの頃と現在の活動

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 2002年8月7日、東京と神奈川の間を流れる多摩川に、1頭の野生のアゴヒゲアザラシが現れた。川の名前から「タマちゃん」の愛称で親しまれるようになると、テレビや新聞が連日のように取り上げて、全国から見物人が集まる騒ぎに。あれから20年が過ぎた──。

  ◇  ◇  ◇

 タマちゃんが多摩川にいたのは17日までの11日間、その後は近隣の河川に出没するようになった。

 02年11月に藤田智明さんや相澤亮治さんのほか、タマちゃんを観察するカメラ愛好家や会社員、主婦ら有志で発足した「タマちゃんを見守る会」のメンバーの追跡によれば、完全に消息を絶った1年8カ月後まで、多摩川-鶴見川-帷子川-大岡川-帷子川-中川-荒川を移動している。

■体重は2倍に成長

 その生態を観察した相澤さんによると、「タマちゃんはアゴヒゲが300本、歯の数は上下のアゴにそれぞれ16本ずつありました」という。おしっこの量はおよそコーヒーカップ2杯分。10分かけてすることも分かった。最後に目撃された荒川ではウナギを食べるようになって、激太りした様子も捉えている。体長は約180センチ、体重は02年8月に現れた頃から2倍ほどになり、約200キロと推測されている。

 タマちゃんは国や自治体も動かした。03年2月6日には、横浜市西区が「住民票」を交付し、住民登録すると発表。「ニシ タマオ」「西区西平沼町、帷子川護岸」「(生年月日)不詳」「オス」と記載された。

 同4月30日には「神出鬼没」でたびたび消息を絶つタマちゃんに対応すべく、アザラシ保護広域担当者会議が開かれた。環境省に東京、埼玉、神奈川、千葉の1都3県の担当者が集められ、「荒川にいるらしい」などと情報交換をしたという。

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