【サステイナブル】本来の意味を外れて乱用されてはいないか
サステイナブル sustainable=支持できる、持続可能な
「あの野郎は風呂屋の釜だ、信用できねえ」
「なんでえ、その風呂屋の釜てえのは」
「言う(湯)だけだてえんだ」
今回の「サステイナブル」には、冒頭の落語まくらを思ってしまう。
言葉は生き物だ。
使い手が確たる意志・理念に基づき使えば、かならず結果が出る。
昨年、菅前総理は国連演説で、次のように強く言い切られた。
「ひとりでも多くの方の命を守り、だれの命も取り残さない」と。
1日100万人のワクチン接種など不可能だと、多方面から非難されたが、菅さんは実行で応えられた。
話し方は木訥で不人気だったが、抜きんでた実行力を示された。
多弁雄弁ならずとも、言葉は指示実行の現場にあって爆発した。
「サステイナブル」は? わたしが物書き専業となったのは1999年だ。