結婚相談所も頭を抱える…年収200万~300万円で結婚できる男性の特徴は?
結婚相談所では「高収入」が大きな強みとなる。入会金や月会費、成婚料がサイトやアプリに比べて高いからだ。しかし、会員の1~2%程度は年収200万から300万円台だという。『ドキュメント「婚活」サバイバル』(青春出版社)の著者で、婚活アドバイザーの植草美幸氏に聞いた。
2020年の会社員の平均年収は433万円。それ以下の収入のケースでは、貯金をはたいたり、親が負担して入会することが多いという。とくに男性はかなり厳しいが、どんな人がうまくいくのか。
相談に来た年収200万円台の30代派遣社員の男性は、幾度ものお見合いを経て現在包容力のある40代女性と真剣交際をしている。
「その男性は男の人の大きな声が苦手で精神的苦痛を感じるため、女性の多い職場にいます。しかも、他人とコミュニケーションを取ることも苦手なので、スタッフが短期間で入れ替わる派遣社員の道を選んでいます。将来的にも、安定したり高収入を得られる見込みは薄いと言えます。彼は、節約しながら月会費を捻出して結婚相談所に通っています。自身の性格を熟知し、彼は条件を『やさしく引っ張ってくれる女性』の一点に絞って、年齢や容姿にこだわらずにお見合いを続けました。彼のように謙虚で穏やかなタイプが最近は人気で、『年収は低くていいから、一緒にいて癒される男性がいい』とリクエストする女性は少なくありません。意外とすんなり決まることがあります」