なぜ「サラダ油」と呼ぶんですか? 名付け親の日清オイリオに聞いた
タレントが出演する料理番組が好評だ。今年4月から始まった「DAIGOも台所~きょうの献立何にする?~」(テレビ朝日系)もそのひとつ。料理はほぼ初心者というDAIGOのヒヤヒヤものの包丁使いや、独特のリアクションの中、料理に真面目に取り組む姿が話題になっている。
その番組内でも頻繁に登場するのが、炒め物や揚げ物には欠かせない「サラダ油」だ。昨今は価格の高騰が悩みのひとつだが、一般的にサラダといえば、レタスやトマトなどヘルシーでかつ健康的な野菜のイメージがある。サラダの要素はどこにあるのだろうか?
そこで「サラダ油の名づけ親」である日清オイリオグループに聞いてみた。
「日清サラダ油が誕生したのは、1924(大正13)年。ドイツから最新の設備を導入し、日本で初めて精製度の高い食用油の製造に成功したのが始まりです。当時の食用油は主に揚げ物に使っていましたが、西洋では生野菜に塩や酢を加えた食用油をドレッシングのようにして食べていました。冷やしても固まらずに、サラダ料理など生でも使用できる、良質な食用油ということで『サラダ油』と名づけました」(同社広報課担当者)