小倉健一
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小倉健一イトモス研究所所長

1979年生まれ。京都大学経済学部卒。国会議員秘書からプレジデント社入社。プレジデント編集長を経て2021年7月に独立。 Twitter:@ogurapunk CONTACT:https://k-ogura.jp/contact/

(4)減税を叫ぶのはあくまで選挙対策 増税政党としてのスタンスを明確にしはじめている

公開日: 更新日:

 6月21日に実施された日本記者クラブの討論会で、岸田文雄首相は「国内総生産(GDP)比2%を念頭に5年かけて防衛力を強化していく」とし、防衛費については「内容と予算と財源を3点セットで考える」と語った。

 これまで、安倍晋三元首相をはじめ、増税には否定的な発言を繰り返し、岸田首相がそれを否定しなかったことから、増税をしないのではないかという観測もあったが、岸田首相の“財源発言”を経て、自民党公明党が参院選挙で掲げる一連のバラマキ公約は「増税」がセットでついてくる可能性が高まっている。

 そんな情勢の中、いま財務省内の関心は「何を増税するか」にある。歴史的に増税は絶対的不人気政策であり、与党単独での強行は避けたいところだ。そこで、野党第1党にならんと野望を隠さない維新の「増税政策」が重要になってくる。維新を抱き込めば、「与野党の総意」という印象が国民に与えられるからだ。

 維新幹部の足立康史議員は、国民の持つ貯金・国債、不動産などに1%の課税をする「金融資産課税」を持論としていて、ネットでは「貯金税」として知られている。維新が公約で明記する「ストック課税」の一種だ。

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