岸田首相“冷酷答弁”の仰天…「第6波」の死者が「第5波」の4倍も決してワクチン失政認めず
この答弁は、ちょっと冷たいのではないか。30日開かれた参議院の予算委員会。立憲民主党の小西洋之議員が、岸田内閣の“コロナ対策”を問いただした。
オミクロン株が主流となった“第6波”の死者は、すでに1万2043人(5月25日時点)。オミクロン株は重症化しにくいとされているが、第6波の犠牲者は、デルタ株が主流となった“第5波”の4倍に膨れ上がっているという。小西議員は「一番の原因は、岸田政権のワクチン政策の失敗だ」と追及した。
新型コロナのワクチンは、2回目の接種後、6カ月が経過すると効果が激減することが分かっている。だから、イスラエルなどは期間を5カ月から4カ月に短縮している。
ところが、日本では、岸田内閣の失政によって3回目接種のスタートが遅れたため、“第6波”の死者が増えた可能性があるという。
質問された岸田首相は、3回目接種が遅れた責任を最後まで認めず、「いまワクチンの接種率は、全体で58%、高齢者は89%、G7各国のなかでもトップクラスだ」と自画自賛したうえ、死者が多いのは、「高齢を理由に家族が入院治療を希望しないからだ」「コロナの重症の定義を満たさず基礎疾患の悪化で死亡している」と、釈明してみせた。