預貯金だけではお金は増やせない 投資をためらう人が捨てられない5つの思い込み
貯蓄とは、お金を蓄えること。預貯金がこれに該当し、家計の基本を形作る。元本を確保しながら、安全に資産形成ができるが、預貯金だけでは、お金は増やせない。
自分のお金をより増やしたいのなら、将来有望な投資先に長期的に資金を投じるしかない。つまり、投資をする。国内外の株式や投資信託、債券などの投資商品を購入するのが一般的だ。
金融庁が昨年6月に公表した「リスク性金融商品販売に係る顧客意識調査結果」によると、約63%が投資経験者だ。投資経験を持つ人は着実に増えている。だが、40%近い人が投資未経験者だ。
その理由は、①「まとまった資金がないから」②「投資の知識がないから」③「投資は損をしそうで怖いから」(金融庁「国民のNISAの利用状況等に関するアンケート調査/2016年2月)にほぼ集約される。
①については、現在では、少額からの積み立て投資や1000円から投資できる投資信託がある。また、10万円未満で買える株式も多い。投資を手軽に始められるのだ。