水道橋博士とバッチバチ! 大阪・松井市長の常套手段“ドーカツ”スラップ訴訟は完全裏目

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「博士vs市長」のガチンコ勝負だ。

 6月22日公示予定の参院選に、れいわ新選組から比例代表での出馬を決めたお笑いコンビ「浅草キッド」の水道橋博士日本維新の会代表の松井一郎大阪市長に名誉毀損で訴えられている博士は「維新をぶっ壊す!」と気合十分。個人の言論封殺を狙った松井市長のドーカツは、完全に裏目に出ている。

 両者のバトルは、松井市長の経歴に関する疑惑を紹介したユーチューブ動画を博士が引用リツイートしたことがキッカケ。腹を立てた松井氏は動画の作成者ではなく、博士を告訴し、550万円の損害賠償を求めている。ちなみに、問題視された動画は現在も視聴可能だ。

 博士は立候補を正式発表した26日の街頭演説で、松井市長の訴訟について「逆効果です。本来ならば誰にも知られないままだったものが、僕を訴えたことによって、何十万人、何百万人の目にさらされています」と強調。今後の選挙活動を巡り、「僕は比例代表なので、松井一郎さんのところへ僕が繰り出すことに何の障害もありません」と大阪での直接対決を予告した。

 係争中の訴訟を巡っては、30日に大阪地裁で第1回口頭弁論が開かれ、博士は出廷後に会見する予定。コトあるごとに松井市長のスラップ訴訟が取り沙汰されれば、「口封じ」どころか、かえって世間の注目を集めることになる。

松井市長のスパ通いは「公務です」と

「首長かつ公党代表の立場にあるのですから、裁判所に訴えなくても会見の場などで反論できるはずです。言論空間で戦おうとせず、訴訟をチラつかせるのは、維新関係者の常套手段なのでしょう。博士を訴えたことは、維新がカネにモノを言わせて言論を力でねじ伏せる体質であるということを如実に示していると思います」(ジャーナリスト・横田一氏)

 一方、松井市長は「司法で決着をつける」「(公開討論などに)応じる必要はない」と姿勢は変わらず。公務の合間のスパ通いを「公務です」と言ってのけるなど、そのゴーマンぶりに磨きがかかっている。参院選の情勢調査で“維新躍進”のデータが上がっていることから、余裕をかましているのだろうが、博士叩きが党勢拡大に冷や水を浴びせることにもなりかねない。

「知名度の高い博士が全国津々浦々で維新批判を繰り返せば、維新の『身を切る改革』がいかに粉飾されているか、さらに有権者の知るところになるでしょう」(横田一氏)

 武闘派2人の戦いは見ものだ。

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