山口阿武町の誤送金問題「3500万円」返金されていた 決済代行1業者が返還手続き
全額ではないものの、町民もほっとしたのではないか。山口県阿武町が誤送金した新型コロナウイルス対策関連の給付金4630万円を使ったとして、無職の田口翔容疑者(24)が電子計算機使用詐欺容疑で逮捕された事件で、誤送金されたカネのうち、3500万円余りが町に返還されていたことが分かった。
山口県警のこれまでの調べなどで、田口は自分の口座に誤入金された4630万円を「オンラインカジノで使った」と供述。出金先はデビット決済の5回以外は国内の決済代行業者3社で、このうち1業者が20日、町の口座に3500万円余りを返還していたという。
まずは全額回収に向けて一歩前進というところだが、確かカネは「全額パーになった」はず。業者はどこからカネを出したのか……。