英国初の盲ろうのドクター誕生か 目も耳も不自由な女性が医師を目指す
晴れやかな笑顔のこの女性、実は盲ろう者で、生まれつき両耳は聞こえず、両目もほとんど見えない。左目が通常の視力の5%を保つだけである。
英ウェールズの首都カーディフに住むアレクサンドラ・アダムズさん(28)は、16歳で長期入院した時に医師団の仕事ぶりを目の当たりにし、医師になることを決意。無事に医学部に入学できたが、2年前に今度はエーラス・ダンロス症候群という遺伝性疾患で17カ月も入院することに。
一度は医学部への復学を断念しかけたが、同疾患を克服したことで、再び医師を目指す決意を新たにした。アダムズさんは英メディアに語っている。
「自分がどこまでやれるか試してみたい。医師になることは最大の夢なので、追求したいです。障害があっても夢を持ち続けている人をひとりでも助けることができればと思っています」
もし医師免許を取得できれば、英国初の盲ろうのドクターになる。