「コロナ後の資産運用」3パターン 株価下落は長期投資のスタートにふさわしい
今ある資産は預貯金だけ。そんな人は、コロナ後とインフレを見据えて、投資、つまり資産運用に舵を切るべきだ。
コロナ禍で仕事を失ったり、収入が激減したなど、生活に多大な影響を受けた人も同じ。新型コロナ感染者数は多いが、政府は経済活動の再開に踏み切ったので、これから収入環境は上向く。
現状の金利水準での預貯金は、タンス預金と何ら変わりはない。しかも、お金の価値が下がるインフレが続けば、預貯金は実質的に減ってしまうのだ。
では、どんな方針で資産運用に臨めばいいのか。ここでは、預貯金が「減った人」「変わらない人」「増えた人」の3つのパターンで考えたい。
■預貯金が減った人
今は少額からでも投資を行える。投資信託やETF(上場投資信託)などは、証券会社にもよるが、100~1000円程度から購入可能。リスクを抑えて投資ができるのもメリットのひとつだ。超低金利でお金を増やせない預貯金よりも、はるかに有効な資産運用になる。