自民青年局2人のコロナ陽性でさらけ出された台湾の感染爆発…定期交流再開を急ぎすぎ?
ゴールデンウイーク中に台湾を訪問していた自民党青年局代表団一行の議員2人が台湾でコロナに感染していたことが分かった。コロナ対策の“優等生”と持ち上げられた台湾は今や日本以上に感染が拡大、訪台団と台湾外交部の危機管理に疑問が投げかけられている。
代表団(団長:小倉将信衆議院議員、青年局長)11人は5月3日に台北に到着し外交部長主催の晩餐会に出席、4日には李登輝元総統の墓参に訪れていた。到着時点では11人全員がPCR検査陰性だったが、5日午前に行われたPCR検査で西野太亮衆院議員が陽性反応。直ちに隔離され10日時点でも台北で隔離。また台北では陰性だった小倉団長も7日の帰国後に陽性が判明し自宅隔離が続いている。
代表団は台湾で政権以外との接触を断つバブル方式で一行11人を2班に分けて行動。西野議員と同じ班だった小倉団長ら3人から台北では陽性反応は出なかったが、3人は蔡英文総統との会談をキャンセル。後に別途オンラインで会談した(写真)。
蔡総統は代表団との会談で台湾への圧力を強める中国を念頭に、権威主義拡大に対し日台が協力して取り組むことへ期待を示し、西野議員の一日も早い回復を祈る、との一言も寄せた。