技術少年出版 吉崎武社長(1)「夢の図書館」の由来は子供の頃に読んだ雑誌に再会できるから
技術雑誌収集
「夢の図書館」は、新宿からJR中央線、青梅線を乗り継いで約1時間、東青梅駅から徒歩3、4分ほどの3階建てのビルの中にある。「子供の科学」や「模型とラジオ」「ラジコン技術」「I/O」「月刊アスキー」などなど、過去100年分、3万冊もの技術関連の雑誌や書籍が揃っている。国会図書館にもない雑誌が揃っているというから、蔵書の充実ぶりが知れるというもの。
「子供の頃に夢中になって読んで、夢にまで見た懐かしい雑誌に再会できることから、『夢の図書館』と名付けました」と吉崎さん(1956年生まれ)。夢の図書館の館長であり、同図書館を運営する技術少年出版社の社長であり、「月刊アスキー」や「ログイン」の創刊編集長を務めた人物だ。
夢の図書館には「マイコン博物館」「模型とラジオの博物館」も併設されていて、吉崎さんが収集したIMSAI8080、TK-80、MZ-40K、アップルⅡ、PET2001、ATARI800、PC-8001などのマイコンやパソコンの名機、1960年代の模型飛行機やラジコンボート、1970年代を中心にした無線機約70台など、いまでは入手困難な貴重なコレクションが所狭しと陳列されている。