髙橋裕樹
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髙橋裕樹弁護士

「すべては依頼者の笑顔のために」がモットー。3000件を超す法律相談実績を持ち、相続や離婚といった身近な法律問題から刑事事件、企業法務まで何でもこなすオールマイティーな“戦う弁護士”。裁判員裁判4連続無罪の偉業を成し遂げた実績を持つ。アトム市川船橋法律事務所。

法改正で普及進みそうな電動キックボードを「第2の自転車」にして大丈夫?

公開日: 更新日:

 電動キックボードが人気です。これを受け、もっと手軽に乗ることができるようにと、今月、電動キックボードに関する法改正がありました。

 従前、電動キックボードは、原付バイクと同様に「原動機付自転車」に分類されていました。そして、運転免許とナンバープレートが必要で、走行場所は歩道ではなく公道、運転する際にヘルメットの着用が義務で、さらに、自賠責保険の加入も必要でした。

 今月19日に可決された内容は、最高速度が時速20キロメートル以下の電動キックボードを「特定小型原動機付自転車」と分類し、16歳以上であれば免許がなくても運転できることとなりました。さらに、ヘルメットの着用も任意となり、最高速度が時速6キロメートル以下であれば歩道の走行も可能となりました。これにより、電動キックボードは自転車と同じように身近なものになり、普及が進んでいくと思われます。

 その一方で、すでに電動キックボードによるトラブルや法律違反も多く発生しています。警視庁によると、全国の電動キックボード利用者による事件事故は2021年9月からの6カ月間で168件にも上っており、中には歩行者に衝突し骨折などの重傷を負わせたケースもあったようです。また、電動キックボードの酒気帯び・酒酔い運転や「ながらスマホ」運転も後を絶たないようです。電動キックボードも「車両等」に含まれる以上、酒酔い運転は5年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金と、かなり重い罪ですし、衝突した相手から数千万円単位の賠償請求を受ける可能性もあります。

 シェアリングサービスの広がりに伴って、今後も新たな乗り物が普及していくでしょう。でも、乗り物は他の歩行者などに対する凶器にもなり得るものです。やはり最後は運転者の安全意識なのだと思います。

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