プーチン大統領ご自慢の次女カテリーナはダンスと日本語が得意
バイデン米政権は4月上旬、ロシア軍のウクライナ侵攻に絡み、プーチン大統領の娘2人を新たに制裁対象に指定した。大国ロシアのリーダーにとっては、いずれも「目に入れても痛くない」愛娘に違いないが、ひときわ目を掛けていると思われるのが、次女カテリーナ・ウラジーミロブナ・チホノワ(35)だ。訪日歴があり、日本語もしゃべれる。
やはり下の子はかわいいのだろう。クレムリンのリークが「元ネタ」とみられる2015年のプーチン一家に関する内外報道で、主に取り上げられたのはカテリーナだった。つまり「推し」だったとも考えられる。
「頭の良い子」。プーチンが自著でこう自慢していた次女は、父親の故郷サンクトペテルブルク大に在籍し、日本語を学んだ。ロシアで盛んなダンス「アクロバットロックンロール」の有力選手として知られ、欧米メディアは「ダンシングドーター(踊る娘)」の見出しを付けて紹介した。
長女マリアを含め、娘2人の情報は「国家機密」。テロリストらに狙われることを恐れ、写真は非公開だ。もっとも、ダンスの大会にはカテリーナ・チホノワの選手名で堂々と出場しており、ロイター通信などは当時の髪の短い写真を配信した。