たいめいけん3代目・専務 茂出木浩司さん(3)つい最近も危うく死にそうになりました
凧/カイトサーフィン
カイトサーフィン(カイトボーディング)の愛好家たちは、自分たちがそれを楽しむ海のことをゲレンデと呼ぶ。ゲレンデとは本来はスキー場や、ロッククライミングの練習場を指す言葉なのだが。
たいめいけんの3代目・茂出木浩司さんお気に入りのゲレンデは、夏場であれば千葉県・内房の富津や外房の海、冬場は沖縄本島や宮古島の海だという。時にはサイパンやグアムまで遠征することも。
「海ならばどこでもいいというわけではないんです。30メートルもある長いラインを使って凧を揚げるので、ピンと張ったラインが人に触れるとスパッと切れてしまう危険がある。なので海水浴客やサーファーがなるべくいない海でないとダメなんです。海岸沿いに道路が走っているようなところもダメです。凧が吹っ飛ばされて道路上に落下したら危ないですから」
ゲレンデへ行く時は、20枚ほど持っている凧の中から大きさの異なる凧を5枚ほど持っていく。風が強い時は小さめの凧、風が弱い時は大きめの凧という具合に、快適かつ安全にカイトサーフィンを楽しむためには風速に合った大きさの凧を選ぶ必要があるからだ。大きな凧になると8畳ほどの大きさがあるが、空気を抜いて畳めば、5枚の凧も車に積むことができる。