年金生活者に“5000円バラマキ”は逆効果!セコイ裏側ミエミエの参院選対策
突如、浮上した年金生活者向けの「臨時特別給付金」。自公の幹事長と政調会長の4人が15日、揃って官邸で岸田首相に面会し、新型コロナ対策として要望。岸田は「しっかり受け止め検討したい」と応じ、実現の方向だ。1人当たり5000円、1回限り。既に10万円の給付が決まっている住民税非課税世帯を除く年金生活者約2600万人が対象で、単純計算で事業費は1300億円、事務経費を含めると2000億円近くになる可能性がある。2021年度予算の予備費から充てる方向で国会審議が不要となりスピード支給が可能だ。
■ネット上では批判一色
夏の参院選対策の高齢者向けバラマキなのはミエミエで、ネット上ではほぼ批判一色。「なぜ5000円? それで生活が楽になるの?」「経費の方がかかるんじゃないか」「選挙対策なんだろうけども、マイナス効果にならない?」「高齢者に媚を売って、税金で票を獲得しようとするのはやめて」など散々だ。
そのうえ、支給のタイミングと金額にはセコイ計算が働いている。