東日本大震災の余震域で再びグラリ…専門家も「50年から100年続く」と警鐘

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 16日23時36分頃、宮城県と福島県で最大震度6強を観測した地震。気象庁は、震源地を福島県沖(牡鹿半島の南南東60キロ付近)、深さ60キロ、マグニチュード(M=測定値)7.4と発表した。今回の地震は、3月11日の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災=M9.0)の余震域で発生したとみられるが、この規模の余震とは長い付き合いになるという。

 2004年12月26日にスマトラ島沖を震源としたM9.1の大地震の後、M7.0以上の余震は2016年までに9回起きている。本震から8年後の12年にはM8.6、16年はM7.9の大規模な揺れが観測された。

 立命館大環太平洋文明研究センターの高橋学特任教授はこう言う。

「今週14日にも、スマトラ島西方沖(M6.7)で04年の余震とみられる地震が起きています。M9クラスの巨大地震の余震は各国の発表などをみると少なくとも、50~100年は続くと考えた方が良いでしょう。東日本大震災の余震として、今回地震規模は大き目でしたが、懸念されるアウターライズ型地震ではありません。東日本大震災は、太平洋プレートが北米プレートに強く圧力をかけ、耐え切れなくなった北米プレートが跳ね上がり起きました。その影響で、太平洋プレートが沈み込むスピードが早くなっており、アウターライズ地震が起きると考えられています。スマトラ島沖地震後も、12年、16年の余震はアウターライズ型です。被害が大きいのはアウターライズ型地震ですから、今後も注意が必要です」

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