門崎(熟成肉の格之進) 千葉祐士社長(2)丸メガネに山高帽、サスペンダーの自称“肉おじさん”
千葉さんには“肉おじさん”というニックネームがある。千葉さん自身がつけたかわいらしいニックネームだが、そこには千葉さんならではの深い考えが込められている。
■誰とでも気さくにコミュニケーション
「自分のことを肉おじさんというようになったのは今から6、7年前、43、44歳のころです。もともと老け顔だったこともあるんですが、肉おじさんというニックネームならば、いろいろな人とコミュニケーションが取りやすいだろうと思って。少し格好良くいうと、ソクラテスの無知の知の領域なんですよ。知識が増えれば増えるほど、知らないこと、わからないことがどんどん出てくる。そんなときに『私は肉のスペシャリストです』『肉博士です』なんてふんぞり返っていたら、誰も私に肉の話なんかできなくなってしまうじゃないですか。新しい知識や情報、アイデアに触れる機会が少なくなってしまう。そうならないように、誰とでも気さくにコミュニケーションが取れるようにということで、肉おじさんというニックネームにしているんです」