【お題】夜の街の営業トークを部下に勧めたが…真意が伝わらず
いまこそ「売り込みです」の真っ向勝負を
部下との得意先営業の帰り、なじみのクラブの女性と出くわした。時間があるからとお茶をすると、彼女の営業トークが参考になった。
「新しいお客さまに、食事を誘われると、『うれしい』とか『ぜひぜひ』ではなく、『同伴ありがとうございます』って返すの。この一言で、その後の関係がハッキリするでしょ。あいまいにして下心をくすぐると、後が面倒で」
なるほど、最初に基準を示せば誤解がない。「オマエもあの営業トークを見習え」と部下に言うと、「クラブの話ですから」と真意が分かっていない。そんな鈍い部下だから、彼女のようなトークを学んでほしいのだが……。
◇ ◇ ◇
まこと、この女性、見上げたものだと感心した。
相手にあらぬ期待を抱かせず、ことを運ぶ。
互いに無駄な時間を浪費せずに済むからだ。
かつて晴海のドーム館ではモーター(自動車)ショー、オーディオフェア、国際見本市など、一年を通じて各種見本市や展示会が開催されていた。