気象庁が南海トラフ調査を見送った「マグニチュード0.2」の違いは誤差?

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 22日未明、震源地を「日向灘」とする地震が発生した。

 大分県と宮崎県で最大震度5強を観測し、震源の深さは45キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.6だった。

 気象庁は「M6.8以上だった場合には『南海トラフ地震臨時情報』を発表し、調査する作業を進めていた」としつつ、今回は基準に満たなかったと判断。〈南海トラフ地震の想定震源域にあるが、異なるメカニズム〉と調査作業を“見送った”。

 この説明について、武蔵野学院大学特任教授の島村英紀氏(地震学)はこう警鐘を鳴らす。

「気象庁は速報の時点で、日向灘M6.4と発表し、後にM6.6に修正しました。マグニチュードは、いくつも観測点から情報を入力し、抽出していくので、人工的な作業に基づいて作られます。今回も、すでに修正している通り、マグニチュード0.2は誤差ともいえるわけです。実際、気象庁の『今後1週間は同規模地震に注意』といった基準も、2016年4月の熊本地震から始まりました。短い期間に2度の激しい揺れが襲う事態に直面したためです。つまり、予測が難しいからこそ、誤差の程度の数値が出たなら調査すべき。震源域は南海トラフの震源地そのものですからね」

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