2022年「ビックリ予想」で学ぶ 新型コロナ、株価、遷都、岸田政権、平均余命

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大手証券や投資会社などが大胆レポート

 2022年がスタートして2週間以上が過ぎた。早くもさまざまな出来事が起きている。都心は6日に4年ぶりの大雪に見舞われ、15日にはトンガ沖で海底火山が噴火した影響で、日本は津波に襲われた。株価(日経平均)は年明け以降、乱高下が激しい。一方、米国ではアップルが史上初の時価総額3兆ドル(約340兆円)を超えた。ソニーグループのEV(電気自動車)参入も話題だ。この先、どんなニュースが世界を駆け巡るのか。専門家が予測した「2022年ビックリ予想」にヒントが満載だ。

 ◇  ◇  ◇

 オミクロン株の感染者数が拡大を続けている。再びテレワークを強いられるサラリーマンは多く、仕事仲間と顔を合わせて話す機会は減少。自宅にこもっていると、世の中の動きに疎くなりがちだ。久しぶりに出社したら話題についていけない……なんて情けない事態に陥らないためにも「2022年に起こるかもしれないニュース」をチェックしておきたい。

 例年、証券会社などが発表する「ビックリ予想」や「とんでも予想」に市場関係者は注目する。数年前、米トランプ前大統領が共和党の候補者にも決まっていない段階で、「トランプ氏が大統領選に当選」の“とんでも予想”を的中させた高田創氏(岡三証券グローバル・リサーチ・センター理事長)は昨年12月に2022年版を発表している。

■日本沈没と首都移転

 その中に、とても気になる予想が……。

「日本沈没と首都移転」だ。今月15日に100年に1度の規模といわれる噴火がトンガ沖で発生。太平洋は激しく波打ち、米西海岸や日本の太平洋沿岸に津波をもたらした。リポートには、「小笠原諸島での噴火活動が活発化し、政府は遷都・首都機能移転を本格的に検討」とある。

 TBS系で放送されたドラマ「日本沈没」は北海道への首都移転を計画していた。

「噴火や洪水などの異変は不気味です。また歴史的に疫病が流行すると遷都が浮上します。奈良時代に平城京から平安京に移ったのも疫病が原因だったといわれます。コロナ禍のいま、遷都が浮上しても不思議はありません」(株式評論家の倉多慎之助氏)

夏の参院選で連立与党が過半数を維持か

■年末までにパンデミック前の水準に

 コロナ関連はさまざまなビックリ予想に登場する。高田氏は、「コロナ明けパーティー狂」だ。「世界中でコロナ感染終息が宣言され、消費・行楽地が賑わいをみせる。そして、日経平均は1989年の過去最高値(3万8915円)を更新する」とした。

「オミクロン株が急速に感染拡大する前の予想ながら、市場にとって日経平均の最高値更新は心強い。とはいえ、現在の最大の関心事は、北京五輪が開催されるのか、無事、終わるかです。五輪が閉幕する2月20日までは大きな上昇はないとみています」(倉多慎之助氏)

 コロナ関連では米投資ファンド、ブラックストーン・グループのバイロン・ウィーン氏が同ファンドの最高投資ストラテジストと共同で今月上旬に公表した「10大サプライズ予想」でも触れられている。

「オミクロン株が登場したものの、年末までにパンデミック前の水準に戻る。米国の人々は週に3~4日はオフィスで過ごし、コンサート会場や劇場、スポーツイベントに観客が一斉に戻る」と予想した。

 大和証券のダイワ投資情報マンスリー1月号に掲載された「びっくり予想」(投資情報部長の高橋卓也氏)にも「新型コロナはインフルエンザ並みの感染症に」がある。新型コロナがインフルエンザ並みの「5類感染症」に分類されれば、「『普通の生活』が実現することになろう」としている。

岸田政権は消費増税、憲法改正に動く

 大和証券のびっくり予想には、「参院選での勝利後、増税路線に舵をきる岸田政権」「憲法改正にまい進する岸田政権」がある。

 予想によると、夏の参院選で連立与党が過半数を維持、しばらく国政選挙がない(任期満了は参議院が2025年7月末、衆議院は25年10月末)なか、政権基盤を固めた岸田首相は「近い将来、消費増税を検討」する可能性がある。また、憲法改正を自らのレガシーとすべく行動するかもしれない。

医学の飛躍的進歩で平均寿命が25年延長する?

■原油1バレル=100ドル超え

 大和証券は「ガソリン高で復活するトランプ」を掲げた。「生活に密着するガソリン価格は上がれば上がるほど、大統領の支持率が低下するといわれる。今年11月の中間選挙でトランプ氏が復活すれば、良くも悪くも相場のボラティリティー(変動率)の高い相場となろう」とした。

 ブラックストーンは原油高騰を予想。産油国の生産量が需要と乖離し、原油は1バレル=100ドルを超えるとした。金(ゴールド)についても触れ、価格は20%上昇、過去最高を記録すると予想している。仮想通貨の市場が拡大しているなか、投資家は金の安全性やインフレヘッジを再認識するという。

■人生115年時代へ

 FX取引などで知られるサクソバンク(本拠地デンマーク)の「2022年大胆予測」も見逃せない。「極超音速技術が宇宙開発競争と新たな冷戦要因に」だ。昨年夏、中国はロケットから分離し攻撃目標まで飛行する「極超音速滑空体」の実験を行った。各国の軍事企業が、この“新兵器”の大量開発に乗り出す可能性だ。極超音速滑空体は長期にわたる軍事的均衡にメスを入れる脅威になるとした。

 ちょっと明るめの予測もサクソバンクはしている。「医学の飛躍的進歩で平均余命が25年延長」という内容だ。22年の生体臨床医学領域における重要な飛躍的進歩は、成人の生殖能力期と平均余命が最大25年延長される展望が開けたこと。実際に、人間のDNAを注入した実験用マウスでは寿命が平均30%延びることが実証済みで、人間に置き換えると平均余命が25年以上延びる可能性があるらしい。「ほぼ全員が平均115歳まで健康に生きることを期待できる」としている。

 人生100年時代どころか、人生115年時代に突入するのかもしれない。ただし、ここで取り上げた内容はあくまで「とんでも」「ビックリ」「大胆」予想。現実になるかどうかは不明だが、知っていて損はない。先を読む力もつきそうだ。

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