時代はZ世代から「α世代」へ…強い“ブランド嗜好”に親は振り回されないように要注意
今年はZ世代(約11~25歳)が注目され、新語・流行語に選ばれるほどでした。Z世代向けのスポンサーを獲得するため、テレビ番組では若手コメンテーターの起用が増えています。
しかし、私が実施したアンケートでは、Z世代の短大生や大学生、大学院生の9割がテレビを見ず、高校2、3年生はドラマを録画して週末にまとめて視聴していました。いずれタレントになりたいと思っている若者ですら、たまにクイズ番組を視聴する程度です。
買い物にしても、販売店では試すのみ。ネットショッピングでは少額しか買いません。
少し前の時代なら、こうした人たちは、単に迷惑な客でしかありません。それにネットショッピングは、中高年のほうがはるかに多く消費しています。
でも人口の14%を占めているZ世代のほうが、SNS発信力があるため、店側(売る側)は、SNS映えする照明機器を商品の前に置くなど、口コミの評価が上がるよう工夫しています。
とはいえ、時代はもう11歳以下のアルファ(α)世代に移っています。AIやロボット、プログラミングができるのがα世代です。動画作成だけでなくスマホ、コンピューターを支配でき、技術レベルも高く、親は太刀打ちできないほど。10年後には社会で働くようになります。