岡崎英生
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岡崎英生フリーライター

1943年生まれ。早大仏文科卒。漫画編集者、原作者、週刊誌ライターをしながら、農園生活を満喫。珠玉のエッセーを書いている。「畑のおうち―クラインガルテンの12カ月」「富良野ラベンダー物語」などの著書がある。

夕暮れの庭のBBQ、孫娘のじゃんけん…季節の思い出を記憶できる絵地図は宝物

公開日: 更新日:

 しっかり記憶したつもりでも、実はあやふやで、畑のどこに何を植えたのか1年経つと分からなくなってしまうことがある。長野県松本市郊外の滞在型市民農園、四賀クラインガルテンに畑を借りた時もしばしばそういうことが起こった。

 そこである時、私はふと思いついて、畑の絵地図を作ることにした。下手だが、絵を描くことは好きなので、絵の具類やスケッチブックはいろいろ持っている。その一番大きなサイズのスケッチブックを使い、まずは畑を大きな枠として描く。その中に、ここはレタスだった、ここはトマトだった、ここはジャガイモだったと野菜をそれらしく描いていく。彩色して遊びも加え、ちょっと楽しい感じにした。

 まあまあの出来栄えに満足しながら、しばし眺めていると、過ぎていった春や夏や秋の思い出がいろいろとよみがえってくる。今年は春先に、滞在小屋の床下にキイロスズメバチに巣を作られてしまったけれど、何の事故もなく無事に共生できたこと。夏に息子が来て家族全員がそろい、夕暮れの庭でバーベキューをして過ごしたこと。トマトの出来が例年になく良く、遅くまで収穫できたこと、などなど。

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