いしだ壱成はバツ3に…女性問題での離婚はレア、では「捨てられ男」になる“トドメ”とは?
捨てられた男のストレスなのか。3度目の離婚を公表した俳優・いしだ壱成(47)は17日、自身のインスタグラムのライブ配信で「声が全然出ない」とつぶやいた。その真意はさておき、男がとんでもない失態を演じたからといって、必ずしも妻に捨てられるとは限らない。捨てられる男とそうでない男の違いとは……。
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24歳下の妻・飯村貴子と結婚したのは、2018年。できちゃった結婚で、その年に長女が生まれている。その後、うつ病を発症し、就職活動にも失敗。今年3月には貯金も底をつき、一時は生活保護を受給。収入はパワーストーンの販売で得られる月10万円ほどで、ひどいときは電気を止められ、毛布にくるまって寝ていたそうだ。
それでも愛煙家で、月のたばこ代は3万円。インスタのライブでもその点に触れ、「たばこはやめません。たばこやめられないよね~。むずかしい」とフォロワーにこたえつつ、愛用のたばこをくわえていた。
3度目のバツがついたのは経済的な理由。パートに出て家計を支えていた妻には、結婚後1年もたたないうちに「このまま生活がまともにならなかったら別れるから」と離婚の“条件”を提示されていたらしい。条件が好転することなく、妻が役所から取ってきた離婚届に、いしだは自らの誕生日である今月7日に記入。妻が翌日、提出したそうだ。
妻のパート代5万円と合わせても、月の生活費はせいぜい15万円ほど。そのうち5分の1をたばこ代に費やしているようでは、捨てられて当然かもしれない。男女問題研究家の山崎世美子氏が言う。
「異性問題、金銭トラブル、暴力など離婚理由はいろいろありますが、溝ができた夫婦にとって、とどめとなりやすいのは金銭トラブルです。いしださんの場合、一人娘がいるのに、定職に就いていません。病気があったにせよ、妻が離婚の条件を提示し、夫の再起を期待してもなおですから。離婚を突きつけられたいしださんに、同情の余地はないと思います」
サラリーマンの場合、いしだのように無職ということはない。しかし、浮気や不倫がバレたら、事と場合によっては左遷されかねない。そうでなくとも新型コロナ破綻は全国で累計2483件で、上場企業の早期退職募集は10月末で72社、1万4505人に上る。中高年はいつ経済的なピンチに追い詰められても不思議はない。そのとき、過去になんらかのイザコザがあったりすると、金銭トラブルとの合わせ技一本で離婚ということもなくはないのだ。
渡部建も原田龍二も離婚回避のなぜ
その典型が、浮気や不倫だろう。多目的トイレ不倫で世間を驚かせた渡部建(49)は、えげつない女癖の悪さを暴露されながらも、妻の佐々木希(33)には捨てられていない。4WD不倫で世間を騒がせた原田龍二(51)もしかりだ。どちらも、かなりショッキングなケースだった。
それぞれの事情があるにせよ、夫が捨てられるケースとそうでないケースは、一般に何が違うのか。山崎氏に聞いた。
「私のところに来られる女性の相談理由として多いのは、男性の浮気疑惑が一番で、その対応を相談されます。疑惑について具体的な確証が得られていると、調査に踏み切ることも珍しくありません。それで、調査結果が案の定、クロだとしても即離婚となるのは、実は5%ほど。女癖の悪さだけで離婚されるのは、レアケースです」
浮気調査では、その後の訴訟に備えて、ラブホテルに入る瞬間など、より具体的な証拠を押さえる。その中で、カーセックスの瞬間などかなり生々しい現場写真が撮れることもある。調査員にとって、“4WD不倫”は日常茶飯事らしい。それでも妻はこらえるケースがほとんどだという。なぜか。
「多くは、子供が小さいか多感な年ごろで、夫には責任を求めつつも、妻としては子供の成長が最優先。子供の前でよきパパなら、子供のためを思い、当面の離婚を回避しようと考えるのです」
渡部にも原田にも、子供がいる。原田龍二の妻、愛(48)は「婦人公論.jp」で夫が文春砲の直撃を受けた日のことを振り返っている。その中に、こんな一節がある。
「浮気も3回目となれば、慣れっことまでは言いませんが、まあ浮気サレ上級者ですよ。1回目の浮気で失敗したこと、2回目の浮気でやらなきゃよかったと思ったこと、そんな過去のしくじり経験がこの時の私を強くしたんだと思います。(中略)私は子供たちのために強くなろう、そう思った瞬間でした」
ガマンしていた妻がキレる条件
なるほど、子はかすがいということだが、夫の不貞を認めたわけではないという。
「妻は、夫の浮気や不倫を一生許しません。それでも『子供のため』を思い、心の奥につらい気持ちを閉じ込めているだけです。夫の浮気癖がひどくて何度かバレているのに、結婚が続くのは、妻のガマンの上に成り立っているということ。子供が離婚を受け入れられるくらいに成長したり、ガマンの限界となったりすると、当然、そんな男性は捨てられます」
そんなケースとして挙げられるのが、昨年、自らの不倫が原因で女優・杏(35)に離婚を突きつけられた東出昌大(33)だ。女優・唐田えりか(24)との不倫が2度暴露されると、自宅を追い出され、同年8月離婚が成立した。
「東出さんのケースがよくないのは、相手が同じ女性だからです。こういうタイプは、女性からすると、男性の“本気度”が垣間見えて、腹立たしさが増す。あちこちの女性に手を出すタイプの男性は、それが一時の気の迷い、火遊びといった可能性がなくはありませんが、同じ相手との長きにわたる関係は、そうではありません。女性にとっては、許せなさが募り、一発アウトなのです」
短期間に2度も同じ女性との関係がバレた東出は、反省がなさ過ぎるのかもしれない。軽はずみな性格のせいか、今年も緊急事態宣言中の10月に女性をロケ地に呼び寄せるトラブルでミソをつけた。いよいよ芸能生命のピンチに立たされる始末だ。仕事での軽さは、要注意だという。
「浮気や不倫は、おカネがかかりますから、そういう男性は一定の経済力があり、言動にも女性に受け入れられる軽さがあります。問題はそこなのです。女性の前やプライベートでの軽さは楽しさにつながりますが、仕事での軽さはトラブルのもと。目先の女性関係や女性との付き合い方が、仕事にどう影響するかを考えられる人でないと、浮気や不倫が露呈したとき、巡り巡って仕事に悪影響が及び、経済力にヒビが入る。そうすると、女性トラブルと金銭問題が重なり、離婚の合わせ技一本が成立します。妻に捨てられるのです」
原田龍二は謝罪会見で自分の非を認め、性欲が強いことまで包み隠さず語っていた。会見直後は仕事を減らしたが、赤裸々にすべて明かしたことが早期復帰につながっている。一方、東出は謝罪会見でも、今年の女性トラブルでも対応力のまずさを露呈している。仕事への対応で墓穴だ。
いしだか、原田か、東出かで、人生大きく変わる。思い当たるフシがある人は、くれぐれもほどほどに。