【エビとアボカドのマヨネーズ和え】エビマヨの新境地
台湾小籠湯包 ファンズ・マルヤマ(札幌)
ファンズが店を構える札幌市の円山は、洒落たカフェやバルなどが点在し、北海道の新たな観光スポットとして注目されるエリア。木を基調としたシックな内装の同店にも、女性のリピーターが多いという。
看板メニューは小籠湯包。
手作りの皮をひと口噛めば、丁寧に処理した鶏の足からとった上質なスープがあふれ出す。フーフーハフハフしながら、冷たいビールをグイッ。本格台湾料理を提供するファンさんの実力にうなっていると、「白ワインに合わせるなら……」とすすめられたのが、今回のダンツマである。
揚げたエビにマヨネーズソースを絡ませた「エビマヨ」。今や中華料理の定番として市民権を得た一品だが、台湾出身のファンさんは、これにアボカドを合わせる。
ポイントはアボカドも揚げること。そうすることで、より口溶けが柔らかくなり、ソースのマヨネーズとも絡まりやすくなるという。
「こちらも、特に女性のお客さまに人気です」
そう言う、オーナーの言葉に納得!
《材料》
・エビ(生) 5匹
・アボカド 4分の1個
・卵 2分の1個
・片栗粉 20グラム
・マヨネーズ 適量
《作り方》
(1)卵と片栗粉を合わせた衣に、エビとアボカドを絡ませる
(2)150度から160度に熱した油(分量外)で①を揚げる。色づかない程度に揚げるのがポイント
(3)②をマヨネーズで和えて完成
▽ファン・ジー・シェン
1961年、台北出身。小学校卒業後に料理の道に入り、台湾高雄の高級店から夜市(屋台)、日本の西麻布の本格中華店まで、この道45年以上のベテラン料理人。店休日の息抜きはもっぱらパチンコ。「日本語も大体、大丈夫です。気軽に声をかけてください」
▽ふぁんず・まるやま
東日本社会人リーグで活躍した元ラガーマンのオーナーが、百貨店勤務時代に台湾で知り合ったファンさんの料理に惚れ込み、強力スクラムを組んで2019年1月にオープン。すべて皮から手作りする小籠湯包など本格点心を看板メニューとする店は、地元北海道の旬の食材を使った料理も大人気。感度の高い札幌の女性客を中心に、連日盛況の人気店。
北海道札幌市中央区南1条西22―2―21
Palazzo裏参道1F
℡011・590・0190