平塚製菓 平塚正幸社長<1>世界初のプラモ20点の鑑定額は355万円
飛行機プラモデルコレクター
平塚製菓はチョコレートを中心としたお菓子のOEM企業。京都の和菓子屋からスタートして今年創業120年になる老舗の3代目社長が今回の主人公、平塚正幸さん(1950年生まれ)だ。
平塚さんのことを知ったのは、3月16日に放送されたテレビ東京の人気番組「開運!なんでも鑑定団」でのこと。この日、依頼人としてスタジオに登場したのが飛行機プラモデルコレクターとして世界的に知られる平塚さんだった。
依頼品は1936年に販売開始された世界初のプラモデル20点。英国インターナショナル・モデル・エアクラフト社がペンギンシリーズとして発売した飛行機のプラモデル三十数点のうち、1936年に発売された3点の中の2点を含む20点で、いずれも第2次世界大戦前に発売されたもの。20点とも箱、パーツ、付属品、説明書がすべて揃っている。
本人評価額は1点10万円として計200万円。司会者には「え、これが200万円!?」とバカにしたように笑われたが、評価結果は驚きの355万円。
鑑定した玩具コレクターの北原照久さんいわく、「これだけ揃っているのは初めて。僕興奮してますよ。ぜんぶ戦火をくぐり抜けてきているわけじゃないですか。これは奇跡だと思います」。