【パクチーポテトサラダ】白と緑のコンチェルト
タイ料理バル タイ象(東京・新橋)
料理人のストンさんはこの道50年の大ベテラン。本人は「16歳で姉のお店で働きだした当初は、皿洗いばかりしていました」と笑うが、迫店長は「タイ料理のお店はいろいろ食べ歩きましたが、ウチが一番おいしい」と太鼓判を押す。店のあちこちに置かれたタイ雑貨を眺めつつ、タイのビールを飲み、タイ料理に舌鼓を打つのも楽しい。
今回紹介するパクチーポテトサラダは「パクチーの香りが苦手」という人でもおいしく食べられる。
調理の工程は簡単。ジャガイモを茹でる、パクチーを刻む、和えたソースをかけるだけ。マヨネーズの酸味、隠し味のナンプラーとニンニク油の風味が、刻んだパクチーの自己主張をほどよく抑え、全体的に引き締まった味になっている。もちろん、パクチーが好きな人は追加で盛ってもいい。
お酒はビールやサワー、カクテルなど何でも合う。ちょっとしたひと手間で、茹でジャガイモがごちそうになる。
《材料》
・ジャガイモ 1個半
・パクチー 10グラム
ソース
・マヨネーズ 小さじ1
・ナンプラー 小さじ2分の1
・ニンニク油 小さじ1
・コショウ 少々
・塩 少々
《作り方》
(1)ジャガイモを茹でて、食べやすい大きさにカット
(2)パクチーを刻み、他の調味料と混ぜ合わせて①にかける(パクチー好きなら、周囲に)
▽ジットダムロン・ウイワット・ストン
66歳。タイ王国ナコーンラーチャシーマー県パークチョン郡出身。16歳から姉の経営するレストランで働き、タイで20年、日本で30年、タイ料理を作り続けているベテラン。奥さんも料理人。
▽タイ料理バル タイ象
2017年オープン。ベテランシェフの作る本格タイ料理が名物で、女性にも人気。苦手な人のために辛さの調整やパクチー抜きにも応じている。迫英介店長(写真(右))が現地で購入したタイ雑貨など、内装も必見。
東京都港区新橋3―17―5グランフォークス新橋ビル2F
℡03・6432・0050
営業時間=11時~14時半(ランチ、平日のみ、14時ラストオーダー)、17~24時(23時ラストオーダー)