自民長老候補21人が“討ち死に”危機! 大臣経験者3人は負ければ「無職」に転落確定

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 衆院選投開票まで29日を含め残すところ3日。選挙戦はいよいよ最終盤だ。「自民が単独過半数確保の勢い」などと報じられているが、党の長老議員の多くが“討ち死に”危機に瀕している。

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 ◇  ◇  ◇

 日刊ゲンダイは、投開票日時点で70歳以上の38候補をピックアップ。政党やメディアの世論調査をもとに情勢を分析すると、半数を超える21人が大激戦を展開している(別表)。大臣経験者も多く、落とせば、岸田自民に大打撃は必至だ。

 “討ち死に”候補の筆頭は、五輪相時代に珍答弁を繰り返し、辞任に追い込まれた千葉8区の桜田義孝氏だ。野党一本化の「桜田包囲網」により、約20ポイントもリードされている。

 次いで危ないのは、地方創生相の就任会見で政策について「これから勉強させていただきたい」とポンコツを自認していた長崎4区の北村誠吾氏。自民県連も不満を爆発させ、党本部に前県議会議長の公認を申請していたが、北村氏とは同じ派閥の岸田首相の“ご意向”が働き、解散翌日の土壇場で北村氏に公認が下りた。地元自民がバラバラで野党候補に水をあけられている。

地元自民の足並みが揃わない選挙区も

 福岡5区の原田義昭元環境相も公認争いで揉め、地元自民の足並みが揃わない。野党候補と横一線の戦いだ。千葉10区から出馬している林幹雄元経産相は、二階前幹事長の通訳兼付き添い役だ。地盤を譲る気でいた県議の長男に女性スキャンダルが炸裂。野党候補に引き離されつつあり、世話係を失う二階氏にも大打撃だ。

 北村氏、原田氏、林氏は党の定める「73歳定年」制度にひっかかり、比例重複立候補が許されなかった。負ければ比例復活できず「無職」に転落確定だ。

「“維新王国”の大阪では2、9、18区の3長老が厳しい。いずれも維新候補に大幅にリードされている」(府政関係者)

 危機感が相当あるのだろう。29日は岸田氏自ら、鹿児島2区の金子万寿夫氏、千葉10区の林氏の応援に入る。28日は秋田2区で元法相の金田勝年氏の応援に駆けつけた。自慢の“岸田ノート”には長老21人の“延命”策が書いてあるのかもしれないが、果たして、巻き返しなるか。

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