安倍元首相ついにYouTubeデビュー メッセージ具体性ゼロ“超薄味”でも人気の不思議

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 憲政史上最長政権を率いた元総理の威厳はどこへやら。何かと気に食わない展開が続き、イライラを募らせているという安倍元首相がナント、YouTubeデビューだ。衆院選の公示(19日)と同時に「あべ晋三チャンネル」を開設し、すでに2本のメッセージ動画をアップ。もっとも、意気込みの割には超薄味の発信で焦燥感、迷走感がジワる。

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 配信第1弾は「YouTubeで伝えたいこと」と題し、「コロナ禍の中の選挙戦、今までのやり方を変えなければなりません」「SNSを活用しなければならないと考えました」などと説明。至極当たり前の話なのに身ぶり手ぶりを交え、まるで「熟慮の末の決断」のように気取る。

 300万人がフォローする自身のツイッターなどで〈チャンネル登録の程、宜しくお願い致します〉と呼び掛けているだけあって、早くも登録者数は17万人超(10月21日正午現在)。お膝元の山口4区内の有権者がどれほどいるのか不明だが、アッという間に人気チャンネルに成長した。

■東京生まれ東京育ちが「愛する地元下関市のみなさん」と

「国政では岸田総理、地元山口では参院から鞍替えした林芳正・元文科相に関心が集まっている。自己顕示欲の強い人ですから、スポットライトがヨソへ移っていくのが我慢ならず、“保守層”向けに存在感をアピールしたいのでしょう。攻撃性も健在で(立憲民主党代表の)枝野さんについても『こっちから批判しなきゃダメなんだよ。批判すればすぐ引っ込むんだから』と鼻息が荒いそうです」(自民党関係者)

 第2弾は「私の愛する地元下関市のみなさん、長門市のみなさん」と呼びかけ、「地域の発展のために頑張っていきたいと思っています」と言うだけ。何をどう頑張るかは語らず、具体性ゼロだ。そもそも世襲の安倍元首相は東京生まれ、東京育ち。「長州男児の肝っ玉」を自称したりするが、その本質は都会育ちのひ弱熟年だ。

 地元入りは盆暮れ正月や選挙期間中くらい。下関も長門も高齢化や人口減少などに長く悩まされているが、安倍政権の看板政策「地方創生」をもってしても、解決の糸口は見えなかった。

 安倍元首相の“にわかユーチューバー”、いつまで続くやら。

自公政権4年「よくなかった」43%

 前回の衆院選後の4年間の自公政権について、国民の半数近くが「よくなかった」と考えていることが、朝日新聞社の世論調査(19、20日実施)で分かった。

 この4年間の自公政権の全体的な評価を聞いたところ「よくなかった」が43%で、「よかった」の35%を上回った。比例区投票先に自公両党を挙げた人でも「よくなかった」が26%に上った。

 また、今回の衆院選で立憲や共産など野党5党が小選挙区で候補者一本化を進めたことを「よかった」と答えた人は46%で、「よくなかった」の25%を大きく上回った。

 一方、岸田内閣の支持率は41%と、岸田内閣発足直後の前回調査(4、5日実施)から4ポイント下落し、不支持率は前回20%から26%に上昇した。無党派層の支持率も21%(前回28%)と低迷している。

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