岡崎英生
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岡崎英生フリーライター

1943年生まれ。早大仏文科卒。漫画編集者、原作者、週刊誌ライターをしながら、農園生活を満喫。珠玉のエッセーを書いている。「畑のおうち―クラインガルテンの12カ月」「富良野ラベンダー物語」などの著書がある。

山形の食用菊「モッテノホカ」にまつわる「もってのほか」な話

公開日: 更新日:

 また故郷自慢になってしまうが、私の故郷山形には「モッテノホカ」という食用菊がある。大輪で薄紫色。その花びらを軽く湯通しして、ポン酢をかけて食べると、シャキシャキとした食感があって、まことにおいしい。

 だが、菊は皇室の御紋章。その菊を食べてしまうとはもってのほか、ということからモッテノホカという名前になったとも、また思いの外うまいということからモッテノホカいう名前になったとの二説がある。

 いずれにしてもある日、妻がとんでもないことを思いついたのは、このモッテノホカのことが頭にあったからに違いない。

 私の畑には、縁取り用にいろいろな菊が植えてあり、今ちょうど花の盛りを迎えている。その中でもとりわけ色鮮やかな赤紫色の菊の花びらを、ほうれん草としめじの酢の物に混ぜて、妻は自分でも食い、私たちにも食べさせたのだ。

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