自民・甘利幹事長「政府の意思決定の中に共産党の意思が」執拗に野党共闘を“口撃”するワケ
「立憲さん、共産党さんが候補を一本化して、限定的といえども閣外協力をする。政府の意思決定の中に共産党の意思が入ってくる。自衛隊や天皇制に対する考え方が全く違う」
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17日に放送されたNHKの「日曜討論」で番組冒頭、こう語気を強めていたのが自民党の甘利明幹事長だった。
この発言に対し、立憲民主党の福山哲郎幹事長は「限定した政策の中ですし、安全保障の問題について我々は現実的で日米安保体制を基軸としている。共産党さんとは異なる形ですので、ご安心を頂きたい」と反論。共産党の小池晃書記局長も「立憲、れいわ、社民の皆さんと国政全般にわたる共通政策を確認しました。独自の政策立場は持ち込まないと明言している」とかわしていたが、衆院解散直後のぶらさがりでも、「立共共闘」に警戒感を強めていた甘利幹事長。総選挙を仕切る自民党の幹事長として、野党共闘を繰り返し批判する姿は異例だろう。甘利幹事長はなぜ、執拗に野党共闘を“口撃”しているのか。