衆院選「野党共闘」の現在地 候補者の一本化は間に合うのか
いよいよ総選挙だ。岸田首相が14日に衆院を解散。19日公示・31日投開票の日程で、わずか17日間という戦後最短の選挙戦になる。新政権の評価が定まらず、野党の準備が整わないうちに選挙になだれ込もうという姑息な意図がミエミエだが、奇襲ともいえる超短期決戦に野党共闘は間に合うのか。
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■70選挙区近くが未調整、最終的に30まで減るか
9月8日に立憲民主党、共産党、社民党、れいわ新選組の野党4党が、野党共闘を求めてきた民間団体「市民連合」の仲介で政策協定に合意してから1カ月あまり。野党候補が一本化できていない競合選挙区は、まだ全国で70近くある。