「値上げラッシュの秋」が庶民の財布を直撃! 生活防衛どうする?
「10月からは最低賃金の改正で、東京では28円引き上げられ1041円になるけど、パートの妻もアルバイトの息子も1日数時間勤務だから恩恵は100円以下。それよりさまざまな値上げの影響が大きすぎて……」とショックを受けているのは、都内在住の山上昇さん(64歳・仮名)です。
■携帯料金は値下げだが…
NTTは10月1日に固定電話から携帯電話への通話料金を1分22円から17.6円に値下げしました。
山上さんは、「自宅の電話から息子の携帯電話への通話料が安くなると喜んでいたが、最近は携帯から携帯にかけたほうが安い」と嘆きます。
確かに、携帯から携帯への通話料は1分15~16円、家族で同じキャリアーなら無料、またデータ量はとられますが、LINEやスカイプで顔を見ながら無料で話すことができます。
それに、10月から息子宛てに毎月5万~6万円送金している。三菱UFJ銀行などの他行宛ての振込手数料が引き下げられましたが、少し前から妻が東京スター銀行のスターワン口座のインターネットバンキングで月3回まで無料で送金してくれるので、メリットなしと肩を落とします。