岸田内閣の裏テーマは原発推進 “甘利人脈”が要職独占で新増設・建て替え一気加速
すっかり病気は完治したようだ。大臣室で現ナマをポッケに入れた件を認めて2016年に閣僚を辞任。「いずれ国会で説明する」と言ったきり、睡眠障害を理由に国会を長期欠席して説明責任はウヤムヤなまま。ぬけぬけと表舞台に戻ってきた自民党の甘利幹事長が新政権で早くも権勢を振るい、「我が世の春」を謳歌している。
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■自民党内には“甘利派”が存在
4日、発足した岸田新政権は組閣、党役員人事で安倍元首相の意向が強く反映されているとの指摘があるが、よくよく見て欲しい。要職を占めているのは“甘利人脈”だらけだ。
「新政権の人事は甘利氏が主導したとみられています。党役員人事の内定も、甘利幹事長から電話を受けた議員は多い。越権行為と言われても仕方ない振る舞いですよ。安倍元総理が強く推した萩生田光一氏が官房長官に内定しかかっていた人事を覆したのも甘利氏だと言われています」(自民党閣僚経験者)