岸田新総裁しょせんは「安倍・麻生傀儡政権」要職起用で飛び交う名前は“スネ傷”ばかり

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「1期1年、連続3期まで」という党役員任期の改革案を打ち出し、「二階幹事長外し」で自民党内のド肝を抜いた岸田新総裁だが、威勢がよかったのは投票まで。就任直後の記者会見では、早速、派閥長老への“忖度”意識が露見した。

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■「老壮青のバランス」で派閥均衡

「中堅・若手を登用する」とはしながらも、「老壮青のバランスが大事だ」「党の実力者の方々も素晴らしい能力をお持ちだ」と付け加えるのを忘れなかった。「早急に人事の『たたき台』をつくる」と言ったが、「たたき台」を持って安倍前首相や麻生財務相にお伺いを立てるのか。

「岸田氏の勝利に貢献した細田派(つまり安倍氏)、麻生派、竹下派の3派閥は、当然、それなりの処遇を求めてくるでしょう。どこまで岸田政権としての独自色を出せるかですが、結局、ボス連中に気を使った、派閥均衡の守りの人事にならざるを得ないのではないか」(政治評論家・野上忠興氏)

要職には3派閥から起用か

 しょせんは、安倍・麻生傀儡政権なのだから、自分の人事などできるわけがない。早くも、要職には3派閥からの起用案が取り沙汰されている。

 総裁選期間中から幹事長に有力と噂されていたのが、麻生派の甘利明税制調査会長だ。安倍・麻生と合わせて「3A」という呼び名もある。大臣室で現金50万円を受け取った口利き疑惑の説明がいまだ済まされていないのに、幹事長就任で“みそぎ”の魂胆だ。

 幹事長や官房長官には細田派の萩生田光一文科相も浮上。「最大の功労者は、やっぱり安倍さん。まずは細田派でしょう」(細田派関係者)ということらしいが、萩生田氏は加計学園疑惑で名前の挙がった「スネ傷」持ちである。

■「ドリル優子」の汚名返上狙い

 竹下派からは小渕優子元経産相の要職起用も囁かれる。小渕氏は、派閥の方針が定まらない中、告示翌日には岸田氏支持を表明していた。「政治とカネ」で長らく蟄居してきたが、甘利氏同様、「ドリル優子」の汚名返上狙いだ。竹下派では、茂木外相の留任や幹事長、官房長官への横滑りも浮上している。

「悩ましいのが麻生氏の処遇。本人が財務相留任を望んでいるという話もある。10月13日には在任期間が歴代2位の高橋是清を抜くことになっています」(永田町関係者)

 官房長官の資質について岸田新総裁は「総理との相性」と言っていたから、本来は自分の派閥から出したいのだろう。

「ただ、小野寺五典元防衛相や根本匠元厚労相ではパッとしない。そこで、女性官房長官として、上川陽子法相が挙がっている」(自民党関係者)

 岸田新総裁は総裁選期間中、「女性閣僚を5人入れたい」と口にしていた。「1位3位連合」で決選投票を制した高市前総務相の要職起用は堅い。野田幹事長代行と河野ワクチン担当相は、さてどうなるか。

 いずれにしても、安倍氏の支配が色濃い人事になることは確実だ。

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