孫崎享
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孫崎享外交評論家

1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。

「陣笠議員」と揶揄された人々の動向がカギを握る自民党総裁の行方

公開日: 更新日:

 安倍・菅政権の政治の本質は対米隷属であった。対米隷属ということでは日本の株式も同じである。NY市場が上がれば東京市場も上がり、下がれば下がる。

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 だが、ここ数カ月は異なった。米国、欧州両市場では、新型コロナウイルスの感染拡大が一応収まったとみて株価が上昇したが、日本株だけは低迷していた。ところが直近、日本株は独自の動きを示している。他の市場に関係なく日本の株価が上昇したのだ。

 原因は安倍・菅内閣の終焉である。東京株式市場は新しい時代が来ると予測し歓迎した。

 ブルムバーグは日本のエコノミスト36人に対して「誰が自民党新総裁になるか」を質問し、その結果として、<75%が河野氏、岸田氏は6人。高市氏との回答はなかった>と報じた。つまり、日本のリベラル的な層に限らず、自民党の基盤、経済界全体も河野総裁を歓迎したのだ。

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