高市早苗氏だけ「右翼の強硬派」と悪目立ち 海外メディアは新首相候補に期待ゼロ
17日告示を迎えた自民党総裁選を巡り、海外メディアからは日本の次期首相候補への“期待感”がまるで伝わってこない。盛り上がりに欠けるどころか、むしろ“警戒感”さえ漂う。
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総裁選には河野ワクチン担当相、岸田前政調会長、高市前総務相、野田幹事長代行の4人が立候補。本格論戦が始まったばかりとはいえ、海外メディアの報道は、「誰がリーダーになろうと変わらない」といった反応が目立つ。
米ブルームバーグは「エコノミストを対象とする調査で36人中27人が河野勝利を予想」としつつ、「誰が総裁選に勝利しようと金融政策に直ちに影響しない」と主張。英ガーディアンは「菅首相を代えても日本の政治危機はほとんど解決しない」との見出しで日本経済の落ち込みや貧困、女性の少ない政治体制など諸問題を指摘。「誰が総裁選を制し、首相になったとしても、これらの難題に取り組むようには見えない」と自民党政治を厳しく批判した。