ファイザー製ワクチンは半年で「抗体量84%減」の衝撃!感染防御効果との相関関係を専門家に聞く
新型コロナウイルスワクチンの2回接種完了から半年後、抗体量が8割以上も激減する――。米ブラウン大などの研究結果は衝撃だ。
ファイザー製ワクチン2回接種済みの介護施設居住者や医療従事者など計212人を対象に血液中の抗体量を測定。すると、全対象者の抗体量が接種完了から2週間後に比べて半年後には84%以上減少していたという。逆に言えば、たった半年で抗体量が約16%まで激減してしまうわけだ。
■もう効かない?
ファイザー社は今年4月、「2回目のワクチン接種後、6カ月間は高い有効性が確認された」と発表したが、実は効き目がガタ落ちなのか。
「心配には及びません」と言うのはハーバード大学院卒で近著に「元WHO専門委員の感染症予防BOOK」(三笠書房)がある医学博士の左門新氏だ。こう続ける。