岸田文雄氏が発言修正のヘタレっぷり 森友問題「再調査は考えていない」で安倍前首相にスリ寄り
「がっかり」「情けない」――。総裁選(29日投開票)に出馬する岸田文雄前政調会長は、こうした“国民の声”もノートに記したらどうか。
岸田氏は7日、森友問題について「再調査等は考えていない」と発言。安倍前首相におもねり、自身の発言をシレッと修正した。
森友問題を巡り、岸田氏は2日に「調査が十分かどうかは国民側が判断する話」「国民が納得するまで説明を続ける」と力説していた。「あの安倍前首相の疑惑に正面から切り込んだ」と、岸田氏を評価する声も多かった。
ところが、7日になって「既に行政において調査が行われ、報告書も出されている」「司法において今、裁判が行われている。そうしたことを踏まえ、必要であれば説明を行う」――と急にトーンダウン。何があったのか。
「安倍さんが触れて欲しくない森友や『桜を見る会』の問題に『説明を続ける』と踏み込み、安倍さんの逆鱗に触れたともっぱらです。岸田さんは安倍さんの支援をアテにしており、慌てて軌道修正したようです。候補者が乱立しそうな総裁選は、1回の投票では決着がつかず、上位2人による決選投票が行われる可能性が高い。すでに安倍さんは高市さん(前総務相)を支援していますが、岸田さんは決選投票を見込み、安倍さんの支持を引き戻したいのでしょう」(自民党関係者)