森健
著者のコラム一覧
森健防災・BCP(事業継続計画)アドバイザー

1966年生まれ。防災・BCP講座「BB.univ」学長。静岡県庁防災局(現・危機管理部)などで12年間、防災の実務を経験後、住友電装で新型インフルのパンデミック対策を指揮。官民双方の現場を知る防災のプロ。

<6>とどまるか、逃げるか…5月改定の新体系をひもとき知る「避難」の意味

公開日: 更新日:

 日本列島には秋雨前線がかかり始め、先週までの夏空から一転、全国的に雨の日が目立つ。9月は台風も多く、過去30年(1991~2020年)の平均で、月別の上陸数は8月を上回るトップだ。特に風水害に警戒したいシーズンといえるだろう。

 ◇  ◇  ◇

 内閣府の「日本の災害対策」によると、日降水量が200ミリ以上を記録した大雨の年間発生日数の増加ぶりが分かる。最近30年間は、統計開始直後の30年間(1901~30年)と比べて約1.7倍だ。

 山の多い日本では、急勾配の河川も多く、蛇行する部分や流量が急増する平地などで氾濫しやすいのは、ここ数年相次ぐ豪雨被害でも明らかだろう。その発生頻度が高まっているほか、被害も激甚化しているのだ。

 風水害対策で役立つのがハザードマップで、各自治体が策定を進めている。たとえば、洪水で浸水する想定区域と浸水する深さが分かる「洪水ハザードマップ」は、対象自治体の策定率が98%。土石流などの土砂災害の危険度を表す「土砂災害ハザードマップ」は同90%に上る(ともに20年度現在)。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷翔平が2年連続「球宴先発投手」に急浮上! 投票選出エース級が続々登板回避の可能性

    大谷翔平が2年連続「球宴先発投手」に急浮上! 投票選出エース級が続々登板回避の可能性

  2. 2
    “愛妻家”菅田将暉「5カ月俳優休業」の真相は…妻・小松菜奈との新婚生活満喫のため?

    “愛妻家”菅田将暉「5カ月俳優休業」の真相は…妻・小松菜奈との新婚生活満喫のため?

  3. 3
    KDDI通信障害「補償額」どれだけ巨額に? 一般利用者には400円分のポイント付与か

    KDDI通信障害「補償額」どれだけ巨額に? 一般利用者には400円分のポイント付与か

  4. 4
    生稲晃子氏に今度は“パクリ疑惑”が! 候補者アンケートの回答が朝日健太郎氏と丸かぶり

    生稲晃子氏に今度は“パクリ疑惑”が! 候補者アンケートの回答が朝日健太郎氏と丸かぶり

  5. 5
    「名門女子大」人気凋落のナゼ…新5000円札の“顔”津田梅子もビックリ?

    「名門女子大」人気凋落のナゼ…新5000円札の“顔”津田梅子もビックリ?

  1. 6
    飯島直子の“54歳の現在”に…「全然劣化してなくて感動した」とネットが大騒ぎ

    飯島直子の“54歳の現在”に…「全然劣化してなくて感動した」とネットが大騒ぎ

  2. 7
    間違いだらけのエアコン節電…微風or自動どっちがエコ? 除湿と冷房で除湿量が多いのは?

    間違いだらけのエアコン節電…微風or自動どっちがエコ? 除湿と冷房で除湿量が多いのは?

  3. 8
    常識が通じないモンスター住民も「大家さん」と聞いて“青菜に塩”状態に

    常識が通じないモンスター住民も「大家さん」と聞いて“青菜に塩”状態に

  4. 9
    女優・沢田雅美さん「渡鬼」降板報道の真相で「本が一冊書けてしまうかな(笑)」

    女優・沢田雅美さん「渡鬼」降板報道の真相で「本が一冊書けてしまうかな(笑)」

  5. 10
    生稲晃子氏が「同性婚反対」で再び炎上…「自分らしく生きられる国へ」の主張に矛盾

    生稲晃子氏が「同性婚反対」で再び炎上…「自分らしく生きられる国へ」の主張に矛盾