「欠損コロナ」治療は実現するか? “毒をもって毒を制す”画期的な米研究

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 新型コロナウイルスの治療として注目を集める「抗体カクテル療法」。東京都は2日、陽性と判明した段階で投与を促す取り組みを発表した。国内ではカクテル療法の拡大が急務である一方、海外ではまったく新しい治療法の模索も進んでいる。ズバリ、「毒をもって毒を制す」だ。

 米ペンシルベニア州立大の生物学者らによる研究が興味深い。生物・医学分野のオープンアクセス誌に掲載された論文(7月1日公表)によると、研究チームは、一般に複数のウイルスに感染した場合に、ゲノムに欠損のあるウイルスが正常のウイルスの増殖を妨げる「干渉」に着目。自然にあるウイルス(自然ウイルス)のゲノムから「欠損干渉粒子」(DI粒子)を合成し、自然ウイルスに感染したサルの細胞に注入した。

 正常なウイルスと欠損ウイルスの両方に感染させた実験である。ハーバード大学院卒の医学博士の左門新氏(「元WHO専門委員の感染症予防BOOK」の著者)が論文を読んだうえで、次のように解説する。

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